2020年1月22日 (水)

澳門で好きな風景

人生2度目の澳門。
見るもの全部が新鮮で、たくさんの写真を撮りました。
これまでも世界遺産とか映画のロケ地とか、2019年9月に行った場所をまとめましたが、そこに分類できない個人的見どころがたくさんあったので、ここに並べておくことにします。


到着してすぐに遭遇した、澳門第一猫にして最後の猫。
開店前の食料品店の中から出てきました。
ものすごい勢いでこちらへ迫ってきたかと思えば、飼い主さんに呼ばれて瞬く間に去っていく。
早すぎて後ろ姿しか撮れませんでした。

このお店の前には「門口土地財神」が祀られていました。
土地公とか福德正神と呼ばれていて、香港や澳門の道で下を見ていると頻繁に出会う神様です。
背景が「維他 檸檬茶」の広告というのがまたいいのですよ。

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私の中で澳門といえば「葡京娯樂場/リスボア」と「大三巴」でしたが、実際に行っても印象は変わらず。
この外観、ギャンブルをやってもまるで勝てる気がしない雰囲気が、逆にかっこいいとさえ思えます。

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暑さを避けるために入ったマカオタワーから媽閣廟のあたりを写してみました。
手前が西灣湖で運河の向こう側は中国。
さっきまで炎天下をヒーヒーいいながら歩いていた水辺が、ここから見ると本当に狭い範囲だったと痛感。

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同じくタワーから南灣湖方面。
やはり新葡京の存在感がすごいです。
故郷の山を見てなつかしく思うように、澳門人はどこからでも見える新葡京に同じような感情を抱くのでしょうか?

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澳門半島と氹仔島を繋ぐ3本の橋の中で一番新しい西灣大橋。
ゆくゆくは澳門軽軌がこの橋を通るのだとか。
その頃にはまた来たいな。

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こちらは三叉路のおすすめ物件。
展望と日当たり良好。

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でたらめに歩いているうちに迷い込んだマーケット。
右の店先に吊るされた燒臘/ロースト肉が本当においしそうで、なぜこの時に買わなかったのか後悔。

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右の高層マンションと左のマンションの気まますぎるバルコニーが好きすぎて撮った一枚。
場所は提督馬路沿い。
なんだか見覚えのある景色だと思っていたのですが、以前撮った写真を眺めていて気付きました。

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3年半前にもここで撮っていました。
あの時は自分がどこにいるのかも把握できていなかったので、今回も偶然通りかかって無意識で撮っていました。

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好きな建物といえば、新馬路がポンテ16とぶつかるところの角にある、國際酒店跡地の荒廃ぶりもたまらないものがあります。
1937年に建てられたそうなので、築80年くらいですかね。
新馬路沿いの六國飯店跡やこの建物の裏手とか、役目を終えた建物がそのまま残っていて、澳門の栄枯盛衰に思いを馳せずにはいられません。

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その國際酒店と新馬路を挟んだ反対側にも素敵な建物が。
こちらはオイスターソースで有名な李錦記の、澳門で最初に出店した店舗なのだそうです。
澳門は騎樓がたくさん残っていて、柱の部分に店名が書かれているとかもう最高。
古い写真や映画の街並みのようで、それだけでもここまで来た甲斐があります。

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ここも味わい深い騎樓。
エメラルドグリーンがくすんで、屋根に草が生えるまでどれくらいの時間がかかったのでしょう?
2階のガラスが割れているところを見ると、この2つの店舗は空き家なのかもしれません。

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電動工具を扱う五金行/金物屋。
ショーウィンドウに自慢の品を並べまくるスタイル、嫌いじゃないです。

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十月初五日街で見た「公主士多」。
直訳でプリンセスストア。
食料品や日用雑貨のお店のようですが、残念ながら開店前。
ちらっと見える古ぼけた海報とシャッターと外の配線全部好き。

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十月初五日街では古い道教寺院も見かけました。
「康真君廟」といって、1860年に建てられたのだそうです。
日本に黒船がやってきたちょっと後くらい?
早朝の散歩で出会ったため、残念ながらこちらもまだ開いていませんでした。

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バスの中から撮らずにはいられなかった「蜆殼 石油氣」の看板。
ShallのLPガスを取扱うお店。
蜆殼のかけっこが速そうな字体に惚れ惚れ。

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街歩きをしていて気になったのが医院の看板。
フォーマットが決まっているのか、白地に黒い文字で医師の名前・診療科・住所などが手書きしてあるシンプルなもの。

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名前の前には必ず西醫か中醫かも書いてあり、つい気になって出会う度に見入ってしまいました。
繁體字で書かれているところがまたいいんですよね。

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普段は気にも留めない夕暮れも、旅先では特別な時間です。
狭い通りを縫うように掛けてある歩道橋も、灯りが点いてフォトジェニック。

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1929年に建てられたという澳門郵政總局大樓の建物。
夜のライトアップも美しいですが、営業時間に行って切手を買いたかった。

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好きな香港映画のロケ地を見るために足を運んだラザロ地区の瘋堂斜巷。
建物の壁、窓の形、ドアの色、どこもみんなかわいい。

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1918年に建てられたという「大瘋堂藝舍」。
かつては貧しい児童のための教育に関わる施設や青少年活動センターだったそうですが、現在は古い美術品を展示しているようです。
開いているのが14〜18時までという短い時間なので、こちらも中には入れませんでしたが、外観が素敵なので何枚も写真を撮ってしまいました。

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「仁慈堂婆仔屋」はかつて年老いた女性たちのための救護施設だったそうです。
現在はレストランやショップが入居しています。
真ん中に大きな樹があって、周囲には中秋節用のうさぎ形ランタンがたくさん飾られて華やかでした。
こちらも築100年経っているそうですが、このまま大切に残っていて欲しいです。

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最後は澳門で歴史の長い教会のひとつ「望德聖母堂/聖ラザロ教会」。
1568年に建てられたそうです。
瘋堂斜巷を散歩していたときに、たまたま朝の鐘の音が聞こえてきて、見に行った先にこの教会がありました。
この時は何の知識もなく行ったので、次に機会があれば歴史を味わいながら見て来たいと思います。

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2019年12月28日 (土)

2019年9月の澳門 食べたものと次回行きたいお店

2019年9月の澳門旅行で食べたもののまとめと、行ったのに閉まっていたお店のメモ。
前もって行こうと決めていたところに限って中秋節絡みでお休みだったり、タイミングが合わなかったりの1泊2日でした。


◆1日目

早朝澳門に着き、予約していた澳門皇都酒店/ホテルロイヤルマカオに荷物を預け身軽になって朝ごはん。
ホテルの前の東望洋新街を下っていき、前方にずっと見えていた澳門新葡京酒店/グランドリスボアの中のカフェに入ることにしました。
カフェの名前は「日夜咖啡室」。
ここは初めて澳門に来たときにも食事をした、私の知っている数少ないお店。
24時間営業で静かでゆっくりでき、さらにお手洗いもきれいという理想的な環境。

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提供される料理は時間帯によって変わるようで、朝食に特化した早餐と書かれたメニューを渡されました。
喉がカラカラだったのでまずはアイスレモンティー、そして20分くらい時間がかかるといわれたけど法蘭西多士/フレンチトーストを頼みました。
西多士とあったので、香港の茶餐廳寄りのものを想像していたのですが、出て来たのはこの上品さです。
澳門に到着したてで為替の感覚があやふやだったのですが、今考えると法蘭西多士が180パタカで飲み物が別だったので、朝ごはんに3000円以上使っていた勘定です。
澳門新葡京酒店……恐ろしい子!スタンレー・ホーさんを儲けさせてしまったわー。
でも、近くのテーブルの人が頼んでいた中式早餐セット(點心にお粥などが付く)もおいしそうだったので、ここは機会があればまた利用したいです。

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澳門半島をぶらぶらして、昼頃にマカオタワーへやって来ました。
kkdayで「マカオタワー360°カフェ」でのアフタヌーンティーに、タワーの入場券がセットになったチケットを予約していたのです。
下の写真が360°カフェの入口で、タワーはエスカレーターで1フロア下から入場します。
アフタヌーンティーの営業は15時半からなので、先にタワーへ上りました。

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58階の展望台で下が見える透明な床に立ってみました。
時折バンジージャンプに挑戦する人がいて、展望台の中から歓声が上がります。
マカオタワーは1時間もいれば充分だし周囲には何もないので、15時半からのアフタヌーンティーまで時間をもてあましてしまいました。
ここは夕方やってきて、日没を見ながらお茶を飲むくらいの時間配分がよさそうです。
見つくしてしまったので、一旦マカオタワーから離れることにしました。
後で気が向いたらまた来ればいいしね。
結果的に戻るのが面倒になってアフタヌーンティーはキャンセルしましたけど。

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散策中に喉が渇いたので「貢茶」で珍珠奶茶を購入。
これが思いのほか腹持ちがよくて、昼食を食べ損ねました。
失敗……。

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一度ホテルに帰ってシャワーを浴び、暗くなってからは大三巴や議事亭前地などの定番スポットを散策しました。
夕飯のことは何も考えていなかったので、目についたお店に適当に入ろうとキョロキョロしていると、何やら順番待ちのお客さんが外にはみ出しているレストランを発見。
のぞいてみると「黄枝記」という麺とおかゆのお店でした。
ずっと前に香港の中環にもお店があって、そこの前をよく通っていたので名前だけは知っています。
一人なら待ち時間ゼロ(相席)で入れるようだったので、ここに決定。
何か書かれた紙片を渡され、それを持って上の階へ行くと席に案内されました。

黄枝記」 で注文したのはありきたりですが鮮蝦雲吞麵。
ワンタンのエビもぷりっとしておいしいし、脂っこくないスープが寝不足の胃袋に優しいです。

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雲吞麵だけだとさみしいので蠔油菜心も追加。
菜心がちょっと固めで噛み切れずに難儀しました。

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それから、周囲のテーブルでみんなが飲んでいた奶茶も。
ペットボトル入りなので持ち帰って飲んだのですが、濃厚でとてもおいしかった。

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以上、3品頼んで105パタカ。朝食の値段の1/2!

こちらのお店、受付の人はぶっきらぼうだし、オーダー聞きに来た人も愛想がいいとはいえなかったので、これは失敗したかなと一瞬よぎったのですが、私と相席の小朋友がレンゲを落として割っちゃった時の対応が本当に優しくて、印象が180度変わりました(お願いです。大人にも優しくして下さい)。

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夕飯のあとは澳門で1930年代からやっているという、自家製アイスクリームのお店「禮記雪糕」へ……行ってアイスを食べるつもりだったのですが、悲しいことに営業時間を勘違いしてすでに閉店。
お店のサイトによれば11時〜19時らしいので、次回はきっと!

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◆2日目

朝7時半、気合を入れて早起きし、澳門の老舗茶餐廳「南屏雅敘」へ朝ごはんを食べにやってきました。
6時くらいから開いているはずなのに静まり返っているので、一度は気づかずに通り過ぎたほどです。
引き返してみたら、またしてもシャッター!
張り紙には中秋節でお休みみたいなことが書いてありました。
香港では中秋節の夜に月を愛でながら家族で夜更かしするので、翌日がお休みだというのは知っていたけど、澳門も同じだったんですね。
ドーナツみたいな揚げパン「沙翁」食べ、お茶を飲みたかったのに残念。
これで再び澳門にやってくる理由ができました。

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「南屏雅敘」がお休みだったので、バスに乗ってやってきたのが紅街市の隣の「龍華茶樓」。
元々、この2つのお店はハシゴするつもりでした。

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「龍華茶樓」は2階なので、この階段を上がります。

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席を確保したら自ら茶葉のコーナーに行き飲みたいお茶を選ぶと、お店の人がティーポットで席に持ってきてくれます。
こちらの點心は全種類30パタカ、お茶代は1人20パタカ、蓋碗だと30パタカ(2019年9月の価格)の明朗会計。

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テーブルに食事メニューがあったので参考までに。

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點心は蒸しあがったものがまとめて置いてあり、自分で好きなものを取りに行く方式でした。
私は壽眉茶を頼んで、點心は叉燒包と咖哩鳳爪の2つにしました。
1杯のお茶と2種類の點心で時間を過ごす、まさに一盅兩件(jat1 zung1 loeng5 gin6)の早茶スタイル。

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開け放った窓と天井の大きなファン、そして古めかしい掛け時計。
店内所狭しと書画がや陶磁器が飾られているのは老闆の趣味なのでしょう。

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澳門の9月は朝から蒸し暑いのに、風が通る店内では汗も自然にひき、ついつい長居をしたくなってしまいます。
帰るときに老闆から、日本語と英語でお店の紹介が書かれたポストカードをいただきました。
それによると創業は1962年。
15年ほど前に改装した際にも、ノスタルジックな内装は保ったままにしたのだそうです。
営業時間は7〜14時。
ここはぜひまた来たいです。

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以上、マカオで食べたものと次回のためのメモでした。

この旅は香港1日目へつづきます。

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2019年11月12日 (火)

澳門を歩けばそこかしこに世界遺産

2005年にユネスコ世界遺産に「マカオ歴史地区」として登録された22の建造物と8つの広場。
マカオ半島の狭いエリアに「ここも?あそこも!」といった具合に密集しているので、気軽に見てまわれました。

世界遺産巡りをメインにするつもりは無かったので、通りすがりに立ち寄った程度でしたが、結果的に1/3くらいはチェックできたと思います。
もったいないのですが、世界遺産の知識が無いせいで、そうとは気付かず通り過ぎてしまった建物もいくつかありました。
行った場所の記録として写真に収めたところをずらっと並べてみます。
残りはまたいつか機会があったら。

■媽閣廟

マカオの地名の由来になったといわれる「媽閣」は媽祖を祀った寺院です。
多くのバス路線がこの近くに停まってくれるので、アクセスも良し。
中でぶっとい線香を買ってお参りしたら、全身が薫製みたいな香りになりました。
ご利益がありそうです。

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■媽閣廟前地/バラ広場

ポルトガル人が最初に上陸したのが、このあたりだそうです。
マカオを歩いていると前地の文字をよく見かけますが、前地とは広場のことです。
石畳に木陰、小さな売店。
今度来ることがあったら、ここでボーッとしたいです。

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■亞婆井前地/リラウ広場

リラウとはポルトガル語で湧水のことだそうです。
ポルトガル語といえば、カステラとタバコくらいしか知らなかったので勉強になります。
亞婆井前地は1500年代にマカオに来たポルトガル人が最初に住み始めた場所。
やっぱり水は大事ですね!
井戸は塞がれて見られませんが、広場の中に小さな水場が作られていました。
他の世界遺産に比べると地味ですが、「放・逐」という香港映画に出てきたところなので、個人的には一番見たかった世界遺産です。

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■大堂/カテドラル

カテドラルとは司教区を代表する位の高い大聖堂のことを指すそうで、こちらはマカオ教区の中心的教会。
1622年に創建され、現在の建物は1937年に建てられたと、資料丸写しですいません。

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■大堂前地/カテドラル広場

上の大聖堂の前がちょっとした広場になっていて、こちらも世界遺産でした。
すぐそばのセナド広場にはわんさか人がいましたが、こちらは観光客もまばらで静かな雰囲気。

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■玫瑰堂/聖ドミニコ教会

メキシコからやってきたスペイン人のドミニコ会修道士3人によって、1587年に建設されたのが歴史の始まり。
現在の建物は17世紀前半のもの。
玫瑰は中国語でバラの意味ですが、中に祀られているマリア像がバラの聖母と呼ばれるのが玫瑰堂の名の由来だそうです。

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■議事亭前地/セナド広場

マカオで一番有名な前地といえば、議事亭前地ことセナド広場でしょう。
中秋節に訪れたので巨大なウサギのランタン、そして目前に迫った国慶節の飾り付けがなされていました。

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以前来た時は春節を祝うオブジェがデカデカと置かれていましたし、せっかくの景観を損ねているように思うのは私だけでしょうか?
ここで歴史を感じるというよりは、記念撮影をして莎莎と屈臣氏で買い物をする場所みたいな雰囲気もあって、ザワザワした人混みにもちょっと疲れてしまいました。

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■仁慈堂大樓

寡婦や孤児を救済するために、初代マカオ司教が建てたアジアで最も古い慈善施設。
仁慈堂はポルトガル女王が設立した福祉団体が母体。
この建物は1905年に建てられ、西洋式の病院や孤児院として使われていたそうです。

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■大三巴牌坊/聖ポール天主堂跡

マカオのシンボル、17世紀に建てられた大聖堂の遺跡。
火事で焼失し手前の石段とファサード部分しか残っていませんが、日本から逃れたキリスト教徒も建設に携わり、菊の花の彫刻なども残されています。

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■大炮台/モンテの砦

大三巴牌坊の横にある小高い丘の上に、20余りの大砲が東・西・南方向の海に向けて設置されています。
澳門博物館へ行くエスカレーターを使えば楽チンに上がれるようですが、その場所がよくわからずに徒歩で登って結構疲れました。
石段には滑りそうな場所もあって、雨などで地面が濡れていると少し怖いので、博物館を目指しましょう。

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2019年11月 3日 (日)

香港電影「激戰」のロケ地を巡る澳門の旅

「激戰(激戦 ハート・オブ・ファイト)」という映画が好きすぎて、作品の舞台となったマカオのあちこちをうろついてきました。

実はこの映画のロケ地を見ようとマカオを訪れたのは今回が2回目です。
1回目は2016年の1月下旬で、その時は香港から日帰りの小旅行でした。

しかし、その1回目は運悪く東アジア中が大寒波に襲われた日にぶち当たり、当日のマカオの朝は1949年以来の冷え込みだったらしく、今でもかじかむ手の痛みを思い出すほど。

同じ日に奄美大島では115年ぶりに雪が降り、香港最高峰の大帽山では霜が降りて大勢の人が低体温症になる騒ぎがあったり、当然マカオへ向かう海も大時化で、フェリーの乗客が前でも後ろでもオエオエ。
着いてからもしばらくは船酔いで気持ち悪いわ、みぞれのような雨が降って映画の聖地巡礼どころではなく、尻尾を巻いて逃げ帰りました。

今回は3年前の無念を果たすべく、この地へ再び舞い戻ってきたのです!

まずは、張家輝が演じる主人公の賤輝(程輝)が間借りする家。
雨が降れば天井から雨漏り、蛇口も壊れて水が噴き出す、しょっちゅう水浸しになっていた物件ですが、今は建物ごと空き家のようです。
作品の中で、同居する母子(王明君と小丹)と共に屋上で月餅を切り分ける中秋節のシーンがありましたが、私が行った日も偶然中秋節で、なんだかうれしくなってしまいました。

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賤輝の家の斜め向かいは紅街市というレンガ色の市場で、この外観は作品の中でも何度か登場しています。
ついでに中にも入ってみましたが、近所なら通いたいくらいです。

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下のビルは賤輝が働くボクシングジムとして使われていた(と思われる)場所。
エンドロールに出てくる名称を頼りに探しました。
守衛さんがいて関係ない人は入れなさそうな雰囲気だったので外観だけ。

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工業ビルの10樓です。
貿易関係の会社やスポーツジムなどが入居しているようです。

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永樂大戲院の1階は賤輝が小丹のお母さんのためにヘッドフォンを買う、發記電業行という電器店があった場所。
現在は漢方デザートやスープのお店?になっていました。
2013年公開の作品で、すでに6年以上経過しているわけですから、変わってしまうのも残念ですが仕方ないですね。

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賤輝が彭于晏の演じる林思齊と共にランニングする西灣湖の水辺。

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対岸には澳門旅遊塔/マカオタワーが見えます。

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怪我をした小丹が入院する病院へ母・王明君と共に向かった賤輝がスクーターを停めるアズレージョの壁。
場所は澳門葡文學校/マカオポルトガル学校。

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黄色の入ったアズレージョは珍しいのだとか。

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総合格闘技の試合に出るため、トレーニングを開始した賤輝が走る紅街市の脇の道。
Sandy姐からスクーターを強引に借りたのも、多分この辺りだと思う。

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同じくトレーニングシーンで映る瘋堂斜巷。
この辺りはラザロ地区と呼ばれるポルトガルっぽさが残るエリア。
宿泊先のホテルから近かったので早朝に訪れたら、ほとんど人に会いませんでした。

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瘋堂斜巷とこの道が交わるところは立ち止まってシャドーボクシングをしていた場所。

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トレーニングシーンには大三巴牌坊/聖ポール天主堂跡も登場します。
この石畳の坂道は「盲探(名探偵ゴッド・アイ)」で鄭秀文が歩いていた場所でもあります。

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グランドリスボアの車寄せは試合を終えた賤輝と父親の元へ引き取られる小丹がお別れする場所。
この写真は2016年に撮ったものです。
寒くて寒くてかじかむ指でシャッターを押したんですよねー。

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以上が今回の成果でした。


張家輝の出演作でマカオロケといえば、ここも行っておきたかった場所です。
「放・逐(エグザイル/絆)」の冒頭で登場する家も見てきました。

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黃秋生や吳鎮宇たちが張家輝の帰りを待つ公園が、世界遺産の亞婆井前地/リラウ広場。
この周辺はポルトガル人が最初に住み始めた場所なのだそうです。

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「放・逐」に出てくるマカオのホテルのシーンは、上の瘋堂斜巷の写真にもちょっと写っている大瘋堂藝舍の建物が使われています。
登場人物の5人が、斡旋屋から仕事をまわしてもらうためにやってきたのがここ。

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実際のホテルのシーンは、香港 觀塘にある銀河映像のビルの屋上にセットを組んで撮ったと、杜琪峯監督のドキュメンタリーで見たことがあるのですが、前に撮った外観の写真が出てきたので貼っておきます。

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2019年10月20日 (日)

マカオ フェリーターミナルのコインロッカーと手荷物一時預かり所

マカオから香港への移動日、ホテルのチェックアウトが11時で予約していたフェリーが14時20分。
とりあえず外港客運碼頭/アウターハーバーフェリーターミナルに向かったものの、微妙に時間が余ってしまい、スーツケースを預けて再び出かけることにしました。

幸い、出境大堂/出発ロビーにコインロッカーがあるのを発見。
場所はエスカレーターで2階に上がって右手側、「行李托運 ENTREGA DE BAGAGEM/手荷物配送」のカウンターの横。
下の写真の左に写っている赤いのがそれです。

しかし、ここのコインロッカーはサイズがそんなに大きくなく、料金を払ってから私のスーツケースが入らないことに気づき、40香港ドルを寄付する羽目に。
おかげでコインロッカーと手荷物預かり所の両方を体験することができたので、ここはしぶとくブログのネタにすることに。
この失敗が誰かの役に立ちますように。

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■ロッカーのサイズと料金

ロッカーの大きさは2種類。

  • 小型 縦26×横36×奥行60cm
  • 大型 縦41×横36×奥行60cm
    大型といっても、機内持ち込みサイズよりやや大きいくらいです。

料金は以下の通りでした(2019年9月調査)。

  • 小型 2時間以内:30パタカ(香港ドル)・以降4時間ごとの追加料金:40パタカ(香港ドル)
  • 大型 2時間以内:40パタカ(香港ドル)・以降4時間ごとの追加料金:60パタカ(香港ドル)

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歡迎使用自助物箱貯!
それではコインロッカーの使い方を紹介します。
言語は簡体中文・繁體中文・Englishから選べますが、ここでは繁體中文の画面で説明します。


■荷物を預ける

1. まずは左の「」をタッチ

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2. 説明を読んで同意したら「已閱讀並同意/READ&AGREE」をタッチ

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3. 次の説明も読んで同意したら「已閱讀並同意/READ&AGREE」をタッチ

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4. 使用するロッカーを選ぶ
空き状況は緑色で表示されます。使いたい位置を選んで画面のロッカー番号をタッチ。
私は43を利用しました

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5. パスワードを設定
画面の近くにあるテンキーから任意の数字を6桁入力し、確認のために同じ数字をもう一度入力。
続いて6つの色の中から好きな1色を選びます。
なお、箱門門號は自分の選んだロッカー番号が自動で入ります。

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6. 料金を投入
赤い文字が支払う金額で、右下の大きな文字がすでに入金した額。
使えるのはマカオと香港の10、20パタカ(ドル)紙幣のみです。
この時に支払うのは最初の2時間分です。超過分は取り出す際に。

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7. ロッカーを開ける
支払いを済ませたら「付款後按這裡開門(支払い後ここを押してドアを開ける)」をタッチするとドアが開きます。

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8. 荷物を入れる
開いたら荷物を入れて、ドアをしっかり抑えます。
ロックされたことを確認したら終了です。

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■コインロッカーに預けた荷物を出す

1. 「取物」をタッチ

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2. 説明を読んで「已閱讀並同意/READ&AGREE」をタッチ

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3. 「箱門門號」にロッカーナンバー、「密碼」に自分で決めた6桁の数字を入力し、預けた時に選んだをタッチ

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4. ドアが開きました
なお、2時間を超えた場合は追加料金を支払いを求める画面が表示されますので、案内に従って入金しましょう。
最後に荷物を取り出したらドアを閉じて下さい。
謝謝您的使用,歡迎下次光臨!

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■大きなものは手荷物預かり所へ

ロッカーに入らないサイズの手荷物は「行李托運 ENTREGA DE BAGAGEM/手荷物配送」のカウンターへ持って行きましょう。
ターボジェット利用者の荷物をホテルや自宅などに配送するためだけのカウンターかと思いきや、ここでは一時預かりもしてくれます。

立て札に「Luggage Storage 行李寄存」と書かれているだけだったので、コインロッカーへ行く時に全く気づきませんでした。

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営業時間は6時45分から23時59分まで。
料金は1時間20パタカ(香港ドル)です。

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受付時に預けた時間と番号の書かれた引換証をくれます。
代金は後払いで、引き取りの際に必要なので引換証は大切に保管しましょう。

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コインロッカーをチマチマ操作するよりも対面で預けるほうが簡単だし、スタッフも感じのいい人だったので、私は断然有人カウンターをおすすめします。

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2019年9月27日 (金)

港珠澳大橋を渡って香港からマカオへバスで行ってみた

3年半ぶりに香港・マカオへ行ってきました。

デモも気になるし、今年の12月でパスポートが切れると同時に登録しているe道(自動出入境ゲート)も使えなくなってしまうので、有効期限内にあと1回くらい行っておこうという魂胆です。
これからしばらくは、香港・マカオの話が続きます。

香港国際空港に到着して、まずはマカオへ直行しました。

空港からマカオへ行く方法は2つ。

  1. 空港内のイミグレーションを通らずにフェリーでダイレクトにマカオへ入る
  2. 空港で一度香港入境の手続きをして、港珠澳大橋香港口岸で出境後にバスでマカオへ入る

今回は2018年10月に開通した港珠澳大橋を使うのが目的だったので、若干めんどくさい方の2を選びました。
空港の到着ロビーからの行き方を注意点を交えて紹介したいと思います。


■まずやるべきは両替や交通カードへの入金

香港ドルの手持ちが無い人は、空港にいるうちに両替などを済ませておきましょう。
この先、マカオに入るまで日本円を現地通貨に替えられる場所はありません(大橋香港口岸の建物内にATMならあった)。
また、香港の交通カード「八逹通/オクトパスカード」に100HKDくらいの残高があれば、この先2回乗るバス運賃の支払いで使えるので、カードを持っていたらチャージしとくといいかも。
もし新規で「八達通」を購入するなら、機場快綫/エアポートエクスプレスの券売機の横にある自販機で。
買えるのは機場快綫の運行時間内、支払いはクレジットカードのみ、販売価格はデポジット込み200HKDだったと思います。

■空港から大橋香港口岸までB4バスで移動

機場快綫/エアポートエクスプレスの乗り場の手前で右に曲がり、ゆるやかなスロープを下って巴士總站/バスターミナルへ向かいます。

この時、案内表示に書かれた「往內地/澳門交通」のサインに従って進むと、中国行きのバスを運行する旅行社のカウンターに着いてしまうので気をつけて下さい。
漢字の読める我々日本人は「澳門」の文字を見つけて「お、マカオこっちか!」みたいになりがちですが(経験談)、目指すのは外にある巴士總站/バスターミナルです。

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スロープの先にある出口から外へ。
私は毎回この扉を出て、南国っぽい湿気混じりの熱気を吸い込んだ瞬間に香港へ来たことを実感します。

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出口の正面が巴士總站/バスターミナル。
行き先の案内板の前で右へ曲がり、B4のバス停を目指します。

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すぐに見える横断歩道を渡って右へ。

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建物の軒下みたいなところを直進。

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途中いくつかのバス停を過ぎ、ずっと奥のほうにB4の乗り場がありました。

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時間帯にもよりますが、だいたい8〜15分間隔(利用者の少ない時間帯は30分)でやってきます。
他の路線も停まるので、B4と書かれているバスを確認したら手を上げて乗車の意思表示。
料金の6HKDは先払い。
中に荷物置き場があるのでスーツケース等は持ったまま乗ります。

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機場から5つ目の「大橋香港口岸旅檢大樓」で下車。
アーチ型の屋根が目印です。

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■香港出境〜橋を渡ってマカオへ

バスを降りた目の前の建物「大橋香港口岸旅檢大樓」の中に入ります。

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入るとすぐにイミグレーションがあります。
さっき香港に入境したばかりですが、もうここで出境の手続きをします。
日本人は訪客/Visitorのレーンへ。
e道は両端にありました。
ここで一旦さよなら香港。

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出境したら「穿梭巴士/シャトルバス」のチケット売り場へ向かいます。

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「八逹通/オクトパスカード」を持っていれば券売機が使えます。
タッチパネル式で操作は簡単ですが、係員がいてお手伝いもしてくれます。
現金やカードの人は有人窓口をご利用下さい。

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これがチケットです。
香港からマカオの片道は成人65HKD(24時〜翌朝5時59分まで70HKD)。
バスは全て自由席。

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チケットを買ったら乗り場へ。
行き先がガッツリ書いてあるので迷わないと思いますが、「澳門」と書かれたゲートに進みます。

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シャトルバス乗り場到着。
めちゃめちゃ早朝でしたが、この時間帯も15分間隔で運行されていました。
ちなみに、空港の到着ロビーを出発した時間が6時05分、この写真を撮ったのが6時39分だったので、ここまでの所要時間は35分ほど。

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バスがやってきました。
大きな荷物は自分で下に収納します。

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では、安全帶/シートベルトを締めてマカオへ向けて出発進行。
建物越しに朝日が見えてきました。

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海ほたるっぽい雰囲気の港珠澳大橋。
全部が橋ではなく、途中でトンネル区間もありました。
時間帯のせいか他に通行する車もなく、ガラガラの道を最高時速80キロくらいで走ります。
香港・マカオは日本と同じ左側通行ですが、この橋は中国式で右側通行になっていました。

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45分ほどで珠澳口岸人工島に到着。
島の北側が中国の珠海で南側がマカオ特別行政区。
車窓の右側に見えるのは珠海のビルでしょうね。

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■マカオ到着〜入境

下車したら表示に従って「港珠澳大橋邊檢大樓」へ向かい入境手続きをします。

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あちこちに案内が出ているので迷うことはないでしょう。

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入口はこんな感じ。
この先は撮影禁止だったので建物内の写真はありません。

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内部はものすごく広くて殺風景。
朝早いこともあってか、見える範囲に旅行者が3人しかいないのがちょっと怖かったです。
「入境檢查」を示す矢印の看板に従い長いエスカレーター、大きなスーツケースを持っている人はエレベーターで上の階へ行きます。

ガラーンとして、どこもかしこも殺風景。

入境手続きが終わったら、また長いエスカレーターで下の階の出口へ向かいます。
あとはお好きな交通手段でこの人工島を脱出しましょう。

なお、香港の空港から、ここまで1時間40分でした。

■マカオ市街への行き方

外に出たらだだっ広いバスターミナル・車寄せがあるのに、車も人もほとんどいないので焦りました。
フェリーの着く外港碼頭ほど賑わっていないし、交通の便もあまりよくない印象です。

ここから市街地へ移動する手段は的士/タクシー、娛樂場巴士/カジノのシャトルバス、公共巴士/路線バス。
公共巴士は2系統あります。

  • 101X 珠澳大橋邊檢大樓〜亞馬喇前地 循環バス(マカオ半島方面)
  • 102X 港珠澳大橋邊檢大樓~賽馬會 循環バス(タイパ方面)

上の路線番号からバスの路線図に飛べます。

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邪魔なスーツケースを先にホテルへ預けたかったので、私は的士で行くことにしました。
お客が全然いないのに客待ちタクシーは10台以上いて、司機たちはみんなヒマそうに立ち話。
待ち時間ゼロで乗れたのでよかったです。

幼児レベルの広東語がなんとか司機に通じて、無事にホテルに到着しました。
マカオのタクシーで英語が通じるかわからないので、漢字で行き先を書いたものを用意したほうがいいかもしれません。

タクシー代は香港ドルで支払いました。
なお、スーツケースをトランクに入れると3パタカの追加料金がかかります。


以上、思いつくままに書いてみましたが、時間や金額等は2019年9月のもので今後変わるかもしれませんので参考程度にして下さい。
また、勘違いとかあるかもしれないのでご容赦を。

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