2019年6月19日 (水)

三峡 清水厳祖師廟

前回書いた三峽観光の際、老街に近い清水巖祖師廟も見てきました。

ここに祀られている清水祖師は中国福建省安渓の神様。
三峽を開拓した安渓出身移民の手によって、1769年にこの廟が建立されたのだそうです。

長い歴史の中で、これまで幾度か建て替えられてきました。
最初は地震で壊れての再建、2度目は日本統治に抵抗した住民への報復で日本軍が焼き払った(泣)あとの再建、そして1947年からは老朽化した建物を修復するために3度目の再建。

現在は東方芸術の殿堂と称されるほど彫刻がもりもりで、どこから鑑賞してよいのかわからないくらいでした。

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対になって中門を守る石の獅子像。
友人が教えてくれたのですが、おなかのところに小さな獅子がいるのはメス。

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子供を連れていない方がオスなのだそうです。
今まで知らなかった〜。
獅子像はいたるところにあったので、オスかメスかをチェックしながら見ていくのも楽しいです。

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壁を見上げると、上の隅々までみっちりと彫刻されています。

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有名な物語のシーンかもしれないけど、中国の歴史に疎くて全然わからない。

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こちらが正殿。
前に並ぶ6本の石柱は真ん中から対になっていて、一番内側はそれぞれに龍が巻きついた「雙龍鋒劍金光聚仙陣」で、三層の透し彫りという高度な技法で作られているそうです。
その隣の「百鳥朝梅柱」は、3度目の再建を指揮した李梅樹さんという芸術家が鳥好きな方で、職人さんたちと共に1本の柱に50羽、1対で100羽の鳥を掘ったとか。ちょっと数え切れませんでした。
一番外側の2本は「封神演義」という中国の物語をテーマに李梅樹さんがデザインした「雙龍朝卅六關將十八騎」です。下の写真ではちょっと切れてしまっていますが、これも彫刻の内側に彫刻という手のかかる緻密な作品です。

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一番内側の1対は龍柱。
龍柱は正殿の前で神様を守護する門番的な役割をしているのだとか。
いわれてみれば、台湾の道教寺院でよく目にしますよね。

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そういえば、今年1月に行った首里城の正殿前にも龍柱がありました!
下に写真を貼っておきます。

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「百鳥朝梅柱」以外にも、鳥が彫られた石柱を見つけました。

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鳥の彫刻が多いことから「鳥廟 The Bird Temple」とも呼ばれているそうです。

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中国歴史絵巻っぽいものは、全然わからなくて本当に残念。
きっとこれにも面白いストーリーがあるのでしょうね。

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魚もいました。鯉の滝登り。

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石の彫刻ばかりでなく木で彫られたものも見られます。
どこで見つけたか覚えていないのですが、猫モチーフは脊椎反射で撮ってしまいます。

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2階の太歲殿の前から撮った前殿の屋根。
あらゆるところの装飾がすごいです。

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参拝者のために三峽河に架けられた「長福橋」。
徒歩でしか渡れない橋です。
欄干のひとつひとつに獅子が座っていました。

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今回、何の知識も無い状態で来て、ついでに寄っておこうくらいの軽い気持ちで訪れたのですが、時間を取ってゆっくり見ないともったいないほどの濃密な空間でした。
工事中のMRTが完成すれば、ぐっとアクセスしやすくなるはずなので、またいつか行ってみたい場所です。

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2019年5月21日 (火)

ドラマ「花甲男孩轉大人」の三合院

4月末に今年2度目の台湾へ行ってきました。

一番の目的は台北小巨蛋で盧廣仲の演唱會を観ることでしたが、Liveの翌日は興奮も覚めやらぬまま、彼の主演ドラマ「花甲男孩轉大人」で主人公 花甲の実家として登場した三合院へ聖地巡礼してきました。

ドラマのロケ地とはいえ、今も人が暮らしている一般のお宅なので具体的な場所は伏せますが、高鐵と台鐵を乗り継いで、とある小さな駅で降りました。

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改札にはICカードを読み取る機械と切符を回収する桶が置いてあるのみです。

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ざっくりした位置はあらかじめ調べてきたのですが、徒歩や公共の交通機関で行けるような場所ではなさそうだったので、駅の近くで借りたレンタサイクルのYoubikeに乗って出発です。
駅周辺に広がるのどかな市場や民家を過ぎ、まずは広い道路を目指します。

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幹線道路に出ました。
一番右の車線が自転車とバイク専用。なるべく隅に寄って走ります。
後ろからバイクやトラックがガンガン迫り来て、私を追い抜いて行くときの風圧が怖い!
漕ぐたびにペダルがキイキイ鳴るやや整備不良のYoubikeで、30度を超える気温の中を汗をかき爆走しました。

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30分ほど走り、ついにあの家を発見。
背後にある高架の線路と田園、まさに劇中に登場する風景です。
劇中ではこの水田で稲刈りがあり、その後の空き地で芋を焼いたり、子どもの遊び場や披露宴の会場にもなっていました。

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最終話では菜の花畑でした。

家へ続く見覚えのある南国の並木道。
木は檳榔だと思います。
花甲の幼馴染 雅婷のように、この道で自転車を漕いでいる状況がなんだか不思議。

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昨年の冬に公開された映画「花甲大人轉男孩」で、花甲が未来からやって来た60歳の花甲を殴ったシーンで映っていた電柱。

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わーい、まさにこの電柱だ。

近くまで行って塀の写真だけ撮らせてもらいました。

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日本では「お花畑から来た少年」というタイトルでNetflixで配信されています。
お家の中も外もドラマでたっぷり見られます。

さっと見学して、すぐに引き返しました。
帰りに乗った台鐵のラッピングのかわいいこと!

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2019年3月20日 (水)

彩虹眷村へ行ってきた

台中の彩虹眷村へ行ってきました。
2年ぶり2度目です。

前回来た時は改修工事で一部しか見られなかったため、やっと全体を見ることができました。
あの工事で屋根も改修されたようで、瓦がカラフルな虹色に!

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猫が好きなのでの猫の絵を見つけるとシャッターを押してしまいます。

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↓壁の中央にも猫ちゃん。

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↓ここを通る人の安全を願うものと、「儲かりますように」的なメッセージ。

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↓財神さまでしょうか?

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色使いといい表情といい、見ているとウキウキしてきますよね。

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↓媽祖さま?

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ここにも猫ちゃん。過去の写真を見返したら、前回も撮っていました。

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軒下のランプシェイドにも、おじいさんのイラストが。

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↓ドアのところにいる青いやつは、たぶん哆啦○夢……

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「金榜題名」は試験の合格を意味するそうです。

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日曜日の午前中に訪問したので場内は大混雑。
人を避けると、どうしても壁の高い位置の写真ばかりになってしまいます。

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↓この壁も下側では常に誰かが記念撮影をしていました。

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また猫ちゃん見つけた!

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「虹福號」と書かれた部屋をのぞいたら、Tシャツ・キャップ・パーカー・バッグ・傘など身に着けるものがたくさん。
オリジナルグッズのアイテム数が増えていました。

この部屋の向かいあたりには、ポストカードやマグネット、ステーショナリー系を売る屋外の売店があって、ちょっとお疲れのようでしたがおじいさんもお店の隅にいらっしゃいました。

私はエコバッグとキーホルダーをいくつか購入してきました。

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かわいいキャップ。私丸顔だから似合わないんだよなー。

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↓ぬいもありました。台湾の旅のお供にいかがでしょうか?

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石虎は絶滅の恐れがあるタイワンヤマネコ。

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上の石虎やこの絵は最近描かれたものでしょうか?画風がちょっと変わった感じがします。

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周辺には観光バスが何台も停められる駐車場や、子供の遊び場なども整備されていました。

敷地がこじんまりとしているので、30分もあれば全部を見て回れると思います。原色に囲まれて元気の出る場所なので台中方面に行かれる際にはぜひ!

以前、新幹線の台中駅からバスでのアクセス方法の記事を書いたので、あわせてご覧下さい。

 彩虹眷村へのバスでの行き方 - ねごしう備忘録

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2018年9月 6日 (木)

台北・信維市場

基隆の中山陸橋や高雄の果貿社區など、(観光に向かない)お気に入りスポットを紹介するシリーズ。
今回は捷運の大安站のちょっと東にある「信維市場」のビルです。

ここは1971年に完成した地上6階・地下1階の建物で、1階部分は小吃店やカフェなどのお店が入り、上の階は住宅になっています。

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信義路でバスを降りると、すぐ目の前。
見上げると、出窓っぽく突き出した格子が並んでかっこいい!

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横の小道を入っていくと、上の階からあふれ出した花の鮮やかな色が目に飛び込んできます。
「男子理髪」の看板の赤と生命力あふれる花のピンクのコンビネーション!

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建物の内部を貫く通路。
いつ貼ったのかも分からない古びた美女のポスター、子ども用自転車の斬新な収納方法、「德山銀樓」の力強い文字、無計画に引かれたような配線。なんという総合力の高い味わい深さ!

この通路を抜けると小吃店が軒を連ねる大安路に出ます。
刀切麺や小籠包のお店が有名みたいですが、ここの景色で胸がいっぱいなのと、暑さで食欲不振だったため今回はスルーしました。

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建物はロの字型で真ん中がぽっかり空いた吹き抜けになっていました。

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全部で489戸、1000人ほどが暮らしているそうです。

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誰かを訪ねる風を装って、上の住居部分を歩いてみました。

共用部分の通路にまで家財道具がはみ出していて、日本ならマンションの管理組合に注意されそうなレベルですw

住民の多くは一人暮らしのお年寄りだそうで、通路をリビングのようにししてご近所と語らう姿も見られました。

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築47年ともなると老朽化による設備の不具合も多いようで、ニュース記事によると、下水管の逆流や異臭などすぐに解決できない問題も山積しているのだとか。

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2018年8月31日 (金)

基隆・中山陸橋

「ミレニアム・マンボ(千禧曼波)」という映画のオープニングで、舒琪が歩く長い陸橋。
青白い蛍光灯の色、どこまでも続くアーチ型の窓が印象的で、この場所がずっと気になっていました。

5年前「歩行者用の陸橋が崩れて鉄道のホームに落下した」というニュース(事故当時の様子を伝える自由時報の記事がこちら)をたまたま目にし、この場所が基隆の中山陸橋だと知りました。

いつか行きたいなと思いつつ、なかなか機会が無かったのですが、今年に入って撤去されるかもしれないという情報が入ってきたので慌てて行ってきました。

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中山陸橋は線路をまたいで港側と山側をつないでいます。
港側からは公園街の入口と、橋のたもとに繋がるこの階段からアクセスできます。

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1976年に完成し今年で42年。
はがれたタイルが時を感じさせます。


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映画で見たアーチ型の窓!

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山を背にし港方面を望むと、古ぼけた金金ホテル。

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右側はかつて基隆駅のホームだったところです。
2015年に駅舎がリニューアルされ地上部分は駐輪場、ホームは地下へ移ったそうです。

私が立っているあたりが、5年前に崩落した部分。
ここだけ築浅。見た目もまるで違いました。

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港側の南端は、公園街沿いの建物の2階に吸い込まれるように続いていました。

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1階はいろんな店舗が入っているようですが、シャッターの閉じられた店も多く、一部は屋台置き場のようになっていました。

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今年の9月に撤去か再開発かの結論が出るとか。

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2018年7月 6日 (金)

高雄・果貿社區

蓮池潭へのアクセス方法を調べていて、たまたま知った果貿社區。

台湾の人々が高雄の小香港と呼ぶだけあって、蜂の巣のようにぎっしり並んだ窓が石硤尾あたりの公屋を思い起こさせます。

Googleストリートビューで見ているうちに、ますます行きたさが募り、高雄のホテルにチェックイン後、一番に向かってしまいました。

果貿社區は台湾南部で最大の眷村だったとか。
80年代に政府が近代的な住居への建替え事業を行って、この場所も1985年に13棟のマンションに変わったそうです。

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特徴的なのが、丸い公園を囲むように2棟向かい合った半円の建物。
公園に立ちたくさんの窓に360度を囲まれると、クラクラして方向感覚がマヒするようです。

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地元不動産屋のサイトによれば、現在で築32.6年(てんろく?6ヶ月?)。
この半円の棟の14階の部屋が428万元で売りに出されていました。

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インスタで高雄の人に教えてもらったのですが、果貿社區には有名な朝ごはん屋さんがあるのだそうです。

私が訪れたのは夕方だったし、宿泊先からかなり離れていたので行けませんでしたが、また機会があれば朝ごはんの店にも立ち寄りたいと思います。

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2018年1月21日 (日)

安平樹屋と同記安平豆花

台南へ旅をしたら、絶対に訪れようと思っていた場所のひとつ「安平樹屋」に行ってきました。

当初、台南駅から台灣好行「88安平線」という路線バスに乗ろうかと考えていたのですが、平日は1時間に1本、休日でも30分に1本くらいしか運行されていないようで、待ち時間がもったいないのと、雨でいろんなことが億劫になったことも重なり、タクシーで行くことにしました。

「88安平線」を使った場合、約1時間かかるというし、地図で見ると安平樹屋は駅のある中心部からずっと西側で海に近い場所。
距離感の掴めていない初台南の私には、ものすごく遠いイメージだったのですが、実際は6キロくらいしか離れておらず、タクシーは20分くらいで着いて拍子抜けしました。
値段は行きが180元、帰りも駅まで乗って190元だったかな?

後で路線図を見て気づいたのですが、「88安平線」は中心部の有名な観光地をめぐるようなコース取りだから、最後のほうに停車する安平樹屋までは時間がかかるんですね。

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というわけで、入口で入場料を50元支払い中へ入ってみました。

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縄のれんのような気根!

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どこまでが幹でどこからが根かよくわからない……。

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壁が木に飲み込まれ、枝と葉が屋根になっています。

雨の日だからでしょうか、木々がイキイキしているようです。

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階段があって屋根の上から見下ろせるようになっていました。

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幹にイチジクのような実が付いていました。

安平樹屋の生態を紹介する展示パネルによると、これは雀榕(アコウ)というクワ科の木みたいです。

この場所に生えているのは、榕樹(ガジュマル)だけじゃないんですね。

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鳥がこの場所に種を落とし、かつて塩の倉庫だった建物を飲み込むまでに成長したのかと思うと、胸にグッとくるものがあります。

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ここは本当に行ってよかった。
雨降りで来場者が数名しかいなかったのも幸運です。
貸切状態でじっくり見ることができました。

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外側には水路があって、魚の餌の自販機がありました。

1箱10元だったので、2つ買って撒いてみると、ティラピアらしき魚がわんさか集まって来ました。

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対岸には魚を狙うゴイサギが。
中文では夜鷺(Yè lù)というみたいです。

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インスタに安平樹屋の写真を載せたら、高雄に住むフォロワーさんが「近くにある安平豆花おいしいよ」と教えてくれたので行ってみることに。

こちらは同記安平豆花の2号店。
本当に安平樹屋のすぐ近所でした(1kmくらい離れた場所には、座席数200の總店があるそうです)。

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看板にもあった「竹炭黑豆豆花」がおいしそうだったので、珍珠入りをオーダー。

ここの珍珠は小さめの粒で、これはこれで食べやすくて好き!

豆花の見た目はグレーですが、炭っぽい風味は感じられず。おいしくいただきました。

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こちらがメニュー。

お持ち帰り専用の桶入り豆花が気になります。

このお店、安平樹屋とセットでまた行きたい!

同記安平豆花 上の地図は「安平2店」の場所です

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2017年12月29日 (金)

ドラマ「通霊少女」のロケ地、汐止濟德宮へ行ってきた

今年話題になっていた台湾ドラマ「通靈少女」。

私の中文レベルでは内容理解度が50%以下ですが、全6話を夢中で見ました。

郭書瑤ちゃん演じるヒロインの謝雅真がとてもかわいくて、どんなところで撮影していたのかが気になり、ロケで使われた媽祖廟の場所を調べて行って来ました。

一時は私みたいにドラマを見て訪れる人も多かったようで、入り口の前にはこんなものも。

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■「汐止濟德宮」への行き方

ドラマで謝雅真が仙姑をしていた媽祖廟は「汐止濟德宮」。

最寄は台鐵の「汐止」という駅です。
台北からだと基隆方面に向かって4つ目です。

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駅を出てから「汐止濟德宮」まで、徒歩7〜8分くらいだと思います。

線路が高架になっていて駅はその真下。出入口は北東(基隆側)と南西(台北側)の2ヶ所に分かれていました。
上の写真は南西側の出口から出て、振り返ったところです。

駅を出て右(北の方角)へ曲がると大同路という大通りに出ます。
この大通りを渡ると消防署があって、隣に真っ赤な鳥居が建っていますが、これはかつて神社があった名残だそうです。

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鳥居の横の公園路という道を突き当たりまで進んで下さい。
突き当たった道(中正路)を左に曲がり、100mほど道なりに進めば到着します。

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■「汐止濟德宮」の様子

上が外観の写真です。

逆光だったのでレンズフレアが……。

この場所もドラマの中でちょいちょい出てきましたよね。

入口のそばの服務台にいた係員さんに「中で写真を撮ってもいいですか?」とたずねると、いいですよとのことだったので撮らせてもらいました。

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航海の守護神・媽祖様を祀っています。

第1話で李千娜の演じるAliceが「不曾回來過」を歌った時にもこの媽祖像が後ろにありましたね。

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龍が彫り込まれた柱。

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天井一面に飾られた紅い提灯も印象的でした。

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写真を撮っていると、年配の男性係員の方が「こっちに来て、この柱も撮るといいよ。なんとか時代のものだよ」と立入禁止の柵を開けて中に招き入れてくれました。

媽祖像の横にあるのは古い時代に立てた柱なのだそうです(帰ってから調べてみると、道光丁未年=1847年ということがわかりました)。

この方に「通靈少女を見て日本から来たんですよ」と告げると、「ニホンジン!」と驚かれてしまいました。

優しそうなおばちゃん係員さんも現れ 「私は1人で日本へ行くことなんてできないわよ。あなた勇敢ね 」と褒められたりも。

ここのみなさんは気さくに話しかけてくれて、一見の観光客でも居心地の悪さなど全くありません。

せっかくなので、お参りしてから帰ろうと、線香に火を灯し参拝の順序が書いてあるパネルを確認していたら、先ほどのおばちゃん係員さんがやって来て、付きっきりで案内して下さいました。

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ここで線香8本に火を灯し、天公(空)・媽祖・清水祖師・霞海城隍・西秦王・太歲星君・註生娘娘・地藏王菩薩の順にお参りし、それぞれの爐に線香を1本ずつお供えします。

線香といえば、有名な龍山寺では10元だったし、迪化街の大稲埕霞海城隍廟でも線香を含むお参りセット一式で約1000円と有料のところが多いようですが、ここでは金額を特に明示していません。

その代わりに功德箱というものが置かれているので、気持ちの分だけ入れておくといいと思います。

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おばちゃん係員さんが、「この奥でもドラマの撮影してたよ」と教えてくれました。
謝雅真が手作りクッキーを焦がしてボヤ騒ぎを起こした厨房です。
本来はお供え物を用意したりするための場所のようなので、さすがにそこまで入り込むのは失礼かと思って、手前から撮るだけにしておきました。

お参りも済んだので、そろそろ帰りますとみなさんに挨拶したら、おばちゃん係員さんが「媽祖爐の煙にかざすといいよ」と、お守りをプレゼントしてくれました。

「汐止濟德宮」は建替えの計画などもあるようなので、もしあなたがドラマを見て「この場所へ行ってみたいな」と思ってこの記事へ辿り着いたのなら、早めに訪ねたほうがいいと思います。

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ほんのり温かく、そしてスッキリした気持ちになり、近所の市場をブラブラ歩きながらながら駅へと戻りました。

この市場は濟德宮を出てすぐ左に広がっている、庶民の台所という形容詞がぴったりの場所です。
平日の昼間でも人と自転車とバイクがごっちゃりで、非常に活気がありました。

ついでに立ち寄るのも悪くありません。

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2017年8月 3日 (木)

彩虹眷村へのバスでの行き方・補足

夏休みに彩虹眷村へ行こうと計画している人が多いのか、以前書いた「彩虹眷村へのバスでの行き方」という記事にたくさんのアクセスをいただいています。

彩虹眷村へのバスでの行き方 - ねごしう備忘録

高鐵 台中站(台湾新幹線 台中駅)から路線バスを使って彩虹眷村へ行くには、もう一つ別なルートがあるので、補足として書いておこうと思います。

先に結論を述べますが、この行き方はオススメしません。

時間を有効に使いたいのならタクシー推奨。

少し時間がかかっても交通費を節約したい人や、バスで冒険気分を味わいたいのなら前回の記事を参考に。

前回の記事では「新烏日火車站」というバス停から行く方法を書きましたが、新幹線の駅の1階のバスターミナルからも、彩虹眷村の近くで止まってくれる路線バスが何本か出ています。

いずれも「高鐵台中站」バス停を経由して、彩虹眷村のちょい先にある嶺東科技大學へ向かう路線です。

■26番のバス
運行間隔が1時間〜1時間半に1本なので、ちょっと使い勝手が悪そうです。

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■70番のバス
26番の間を埋めるように運行されているバスですが、1日8本・休日6本と本数が少ないレアな路線です。

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■99番のバス
午前中に3本(7時・7時半・8時)走らせたら、次は16時まで来ないという通学用の路線です。旅行者が使いたい時間にはやって来ません。

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この3路線が止まる「彩虹眷村」というバス停は、実際の彩虹眷村からはやや離れていて、降りてからの行き方が分かりにくいかもしれません。

位置関係はこんな感じです。

◉がバス停、○が彩虹眷村

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ここまで読めば、オススメしない理由がお分かりいただけましたよね。

しかし、高鐵から彩虹眷村へのアクセス方法をググってみると、今回紹介したバス路線を紹介している記事が結構見つかって、少し残念な気持ちになったので書いてみました。

でも、延々来ないバスを待ち続けたり、道に迷ったりすることも、時間が経てば楽しい旅の思い出になったりしますよね(私だけ?)。

この記事をご覧になられた方の旅が、楽しいものとなりますように!

2017/12/18追記:バスアプリの記事を書きました。
【台灣公車通】台湾のバスアプリ - ねごしう備忘録

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2017年5月30日 (火)

彩虹眷村へのバスでの行き方

高鐵 台中站(台湾新幹線 台中駅)から路線バスで彩虹眷村へ行ってみました。
初めてでも分かりやすかったので、行き方を書いておきます。

※先にお断りしておきますが、時間を節約したい人にはタクシーをオススメします(タクシーの場合、高鐵のタクシー乗り場からの料金は160元前後。所要時間は10〜15分程度です )。

高鐵の改札を出たら、そこは建物の2階です。階の移動はせずに「往台鐵車站(台鉄駅へ)」の表示に従い、ズンズン突き進みます。

高鐵台中站に隣接するのは新烏日站(新烏日駅) 。2階で繋がっています。

広い空間に鉄道グッズのショップや売店があるので、バス待ちの時間をつぶすのにいい感じ。

バス停は新烏日站の駅前です。
站前出口(駅前出口)の表示に従い、駅舎の外へ出ます。

外に出て駅舎を振り返るとこんな立派な建物でした。

※2019年3月に再訪した際、新烏日の駅出口付近に客待ちのタクシーが数台停車し運転手たちが外で談笑していました。
その運転手たちに「彩虹眷村へお願いします」と言ったところ、実際かかるより200円ほど上乗せした額を提示されました。
この金額でしか行かないのだそうです。
台湾のタクシーが安いとはいえ、こんな営業スタイルの運転手もいるようなので、後でモヤモヤした気分になりたくない人はご注意を。

駅周辺は駐車場と空き地ばかりで何も無いので、目の前の大通り(高鐵東路)沿いにあるバス停(屋根付き)はすぐ見つけられます。
バス停の名前は「新烏日火車站」。

ここから56番のバスに乗車します。

下の画像はバスアプリのスクショです。
56番バスは20〜30分に1本ほどの間隔で運行されていて、わりと時間通りにやって来ました(追記:74番のバスでもOKです。ただし、1時間に1、2本ほどしか来ないので、いいタイミングでやって来たら乗りましょう)。
降りるのは 9個目のバス停「彩虹眷村」です。

台中市内の路線バスは、交通ICカードをリーダーにかざすと1日10kmまで無料になるそうなので、ぜひ悠遊卡(easy card)か一卡通(iPASS)のご用意を。

下が車内の様子。
ICカードは乗車時と降車時の2回リーダーにタッチします。
ドアは前と後ろにありましたが、乗客はみな自分に近いドアから乗り降りしていました。

バスに揺られること20分ほどで目的地に到着です。

進行方向の左側に見える公園の奥が彩虹眷村です。
小雨ぱらつくくもり空でしたが、バス停からでもわかるくらい村はカラフルでした。

私が訪れたのは4月でしたが、屋根の葺き替えと外壁工事のために一部しか公開されていませんでした。
4月いっぱいで工事が終わり、今頃はリフレッシュした状態で楽しめると思います。

村中にビッチリと絵を描いた、彩虹爺爺こと黃永阜おじいちゃんもお元気で、グッズを買ったらサインをして下さいました。

ここの売店でTシャツ・マステ・リングノート・ポーチなど、どれもかわいくて大人買いしてしまいました。

◆2017/8/3追記:彩虹眷村へのバスでの行き方・補足」という記事を書きました。
彩虹眷村へのバスでの行き方・補足 - ねごしう備忘録

◆2017/12/18追記:バスアプリの記事を書きました。
【台灣公車通】台湾のバスアプリ - ねごしう備忘録

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